《GIFアニメ、絶滅へ?》次世代SafariではGIF不要でアニメが表示可能に


 

インターネット黎明期から、長年にわたって親しまれてきたGIFアニメを見なくなる日も、そう遠くないかもしれません。Appleが最近公開したSafariの開発者向けバージョンでは、GIFアニメがよく使われる小さなアニメーションを動画ファイルで表示可能になっています。

Webページの意外な厄介者、GIFアニメ

Webページに埋め込まれたGIFアニメは、実はファイルサイズがかなり大きいため、データ通信量を消費し、ブラウザの動作を遅くするばかりか、電力も多く消費します。
 
H.264形式で圧縮された動画ファイルと比べると、GIFアニメファイルはファイルサイズは12倍、ブラウザで表示する際の消費電力は2倍が必要となるほか、わずか256色で表現される画質は、お世辞にも良いとは言えません。
 
事実、画像ファイル規格としてのGIFは、技術的には可能であるものの、本来、アニメーションを表示するためのものではない、とされています。

次世代SafariではimgタグでMP4動画を埋め込み可能に

Appleが現地時間12月6日に開発者向けに公開した、macOSとiOS版のSafari Technology Previewでは、Webページで画像を表示するのに使われるHTMLタグ「img」で、MP4形式の動画ファイルが表示可能となっています。
 
Akamaiのエンジニア、コリン・ベンデル氏は、WebページでGIFアニメの代わりにMP4ファイルを埋め込むことの利点を紹介しています。
 
いくつかのGIFアニメを埋め込んだWebページのファイルサイズは、Chromeでは46MBでしたが、GIFをMP4に変換したSafari Technology Previewではたったの2MBでした。

最新の動画ファイル形式ではファイルサイズが97%も縮小!

ベンデル氏が、人気GIFアニメサイトgiphy.comの人気ランキング上位のGIFファイル100個を、他のファイル形式に変換し、ファイルサイズを比較したのが以下の表です。

 

GIFアニメ ファイルサイズ 比較

 

GIF形式で1,713KBだったファイルサイズは、macOS High Sierraで採用された高効率のH.265形式に変換すると、元のサイズから97%少ない43KBまで縮小されました。

GIFアニメがMP4にすぐ置き換わるわけではなさそう

次世代のSafariで、imgタグでMP4ファイルを埋め込めるようになっても、すぐにGIFアニメがMP4ファイルに完全に置き換わることはないでしょう。
 
将来、高画質でファイルサイズの小さいMP4動画を埋め込んだWebページが普及すれば、データ通信量は抑えられ、ブラウザの動作は高速化し、スマートフォンやパソコンの消費電力は抑えられることになります。
 
その一方で、低画質でぎこちない動作のGIFアニメを思い出して、懐かしくなる人も増えそうです。

 

Source:Performance Calendar via iDownloadBlog
Photo:giphy.com

 

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